World Wide Video Marketing Communication 2016
文字どおり消費者、生活者を対象にしたマーケティング
先のマスマーケティングに続いて言われだしたのが消費者、生活者を対象にしたマーケティングです。何でも作れば売れる時代から、消費者が買う物を選択して買うようになったので「消費者に選んでもらうための品物作り、と、消費者へのアプローチ」が必要になりました。
今までのマーケティングでは通用しなくなったので新しいマーケティングの概念や発想を取り入れる必要がでてきたのです。
これは先ほどのインターネットが日本に上陸して、バブル経済が終焉を迎える頃から、始まったと言われています。ある意味でバブル経済時代は「モノが売れる時代」なのでマーケティングの必要性も多くはなかったかも知れません。しかし、バブルが弾けて消費者が買い物をする時に価格も含めて品質も厳選するようになると作っても売れない時代(モノ余り時代)になりました。
ここで登場したマーケティングは「何とか上手く売ろう」とした片鱗が見え隠れします。バブル時代の甘い汁を吸って生活をしていた感覚から抜けきれずに「バブル時代の良き時代」を夢見て甘い経済観念でビジネスを継続しようとする傾向もあったので仕方ないかもしれません。
マーケティングで最も重要な要素が心理学(特に行動心理学)であることは過去のマーケティングの変遷を見ても明らかです。恐らく、この時代に次のマーケティングに気づいて動いている人たちもいたでしょう。だからこそ、マーケティング3.0の時代へ「人々の自然な意識の流れ」で突入したのです。